校長あいさつ
「子どもたちの笑顔が輝く学校を目指して」
福島大学附属特別支援学校のホームページにようそこいらっしゃいました。
ここでは本校の教育、研究、発達支援に関わる活動などを紹介しております。ご覧いただき、ご関心をお持ちいただいた方はどうぞお気軽にお問い合わせください。
本校は小学部、中学部、高等部の児童生徒数が合わせて60名ほどの規模の小さい学校です。子どもたちは、各学部で個に応じた指導、集団活動、体験活動、教科学習、作業学習、現場実習などを経験する中で、好きなことやできることをたくさん見つけ、よいところや得意なことをさらにのばしながら、自分のペースでのびのびと学んでいます。時には校内でクラスや学年・学部を越えて学び合い、各種の行事などでは、卒業生、他校の児童生徒たち、地域の方々、企業や事業所の方々、大学の先生、大学生や大学院生といった様々な人たちとの交流も経験します。また、本校では、高等部卒業後の進路を見据えて段階的にキャリア教育を行っており、成長過程に応じて活動の内容や範囲を広げながら、社会において一人一人が自分らしく生きる姿の実現を目指しています。
附属学校は、教育を行うという通常の学校の役割に加えて、教育に関する研究を行うこと、教育実習の機会を提供することが大きな特徴です。現在、本校では「一人一人の未来を拓く協働的な学び」というテーマによる3年計画の研究に学校全体で取り組んでいます。研究の成果は、教育研究学校公開などの研究会や論文・報告の形で、県内外の教育関係者に発信されるとともに、日々の教育実践を通じて本校の児童生徒の支援や教育に生かされています。教育実習では、大学生や大学院生が実習生として本校の教育に携わり、特別支援教育について実践的に学びます。実習生の多くは、教育実習の期間だけではなく学校の様々な活動や行事に積極的に参加しており、実習生と一緒に過ごす時間は、子どもたちにとって大きな楽しみであり、大切な出会いとふれあいの機会になっています。
また、本校では特別支援学校のセンター的機能の一環として、発達支援相談室「けやき」の活動が展開されています。「けやき」では、特別支援教育の知見と経験に基づき、発達障がいやその可能性のある子どもたち、そのような子どもたちの保護者の方々、在籍校園の先生方や支援者の方々に向けた地域支援活動として、教育相談や課題指導、在籍校訪問などを行っています。昨年度からは新たな事業として「子育て支援セミナー」を企画しています。
日頃より本校にご理解とご支援をいただいております後援会、同窓会、地域の学校園や企業・事業所の皆さま、大学関係者の皆さまには、この場を借りてお礼を申し上げます。皆さまのお力添えをいただきながら、よりよい学びと成長の環境を整えて、子どもたちの笑顔が輝く学校を目指してまいります。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和7年4月 校長 佐藤 純一